6.音程
夜もふけて・・・・
「・・・ね、なお・・・寝た?ね?…ホントは起きてんじゃないの?だって俺たち
もうそろそろ、さ・・・あれだよね…」
すやすやすやすや・・・・・
「あ。ホントに寝てる…」
と、ヒロそんなことを一人で言っている間…
すやすやすやすや・・・・
(・・・いつの間に、一緒に寝れるくらい交友度があがってたんだ・・・・
というか、なんでこっちの家で寝るんだ・・・・)
しかもアナタ、パジャマ下ズボンだけのやつですね・・・。
「うぅ〜ん・・・むにゃむにゃ・・・」
(うわっ。なんかごそごそ寄ってくるな!・・・・ね、眠れん・・・!!)
・
・
・
・
翌朝。
まだ外も若干暗い早朝から直帆さんが朝食を用意しておりました。
しかも薫さん家の方で。つか直帆さん、ホント料理好きだね・・・
「フフフ〜ン♪」
・・・・・・・鼻歌まじり。
そこへヒロが起きてきて、唯一起きて活動してる直帆さんの元へやってきました。
「なお〜おはよ〜(・・・って!鼻歌歌ってるよ…)」
思わず足が止まるヒロ。
(直帆って〜・・・超絶顔いいし、優しいし、声も甘いしセンスも良くて最高なのに
音痴なんだよなぁ・・・・。コレだけだよ…直帆…)
何気にのろけてくれてご馳走様。ヒロ…。
ここで直帆さんのちょこっとメモ。―――――――――――――――――――
超絶美形という設定だが、自分のみてくれに自覚が無くむしろ自信が無い上に
音痴の自覚もない。歌はむしろちょっと上手いと思っている。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
「あ、ヒロおはよう。さぁどうぞ〜」
「ありがと。・・・今日はこっちでごはんなんだね」
「うん。薫たち、昨日結構遅くまで起きてたみたいだから
こっちでつくっておいてあげようかと思って…」
「ふーん(…トモのやつ、うまく仲良くなれたのかなー・・・)」
つづく
ちなみにカットになった直帆さんのクッキングは【こちらから】←くだらないですが・・・