2.妹とメイド。


「ふむ。食事を用意するとはなかなかいい心がけじゃないかお前」

そういってカロンさんは満足げに座ってもぐもぐと食べ始めました


「あの、こんなものしか作れなくて申し訳ないんですが…おいしいですか?」
「あぁん!?そーだな。まぁまぁだ」

素直にはほめてくれそうにありません。
こんなにおいしそうにガブガブ食べてるのに…
まぁ、なんだかそういう所が愛らしいかもしれません、この悪魔さんは。

「なに見てんだよ」
「いえいえ・・・・。あの・・・」
「なんだよ」
「さっきから急にきて食べ始めたこの方たちは・・・お友達ですか?」


「あん?俺の自慢の妹のラプンツェルとメイドの輝羅だ」
「・・・は」

ちょっとまってください。それは・・・僕は聞いてませんよ。
確か悪魔さんと2人暮らしって聞いてワクワクして・・・・
いえいえ、決してそのお二人が邪魔だとかいうわけではないのですが…

「そうですか。沢山のほうが楽しいですしいいですね」

この犬食いが自慢の妹・・・・。まぁ、世の中にはいろんな方がおられますしね…

「よろしくですわ」

犬食いの妹さんが顔を上げて挨拶をしてくださいました。
メイドのキラさんは無言でこちらに会釈をしてくださって、
まぁ、天使の僕が一緒に住む事に異存はないようでほっとしました。

さーて、食事も済んだしそろそろあたりでも見渡してチェック(*1)
でもしましょうか…

*1…チェックすると、相手との相性がわかる。また、あたりを見渡す、
  というのを実行すると、相性のいいシムが光り、その中で最もホットな相手を
  見つけることができる。