〜2世帯のクリスマス〜その5

サンタクッキーを食べているサンタを見守る薫。



「直帆のクッキーの味はどうですか? 彼はとっても料理が上手なんですよ」

「ふぉっふぉっ…。そうじゃな、とってもおいしいわい」

「・・・よかったな、直帆」
「うん・・・」
(薫、俺をサンタさんの横に座らせてくれたけど…
ホントは薫がサンタさんの横に座りたかったんじゃないかなーいいのかなー)


「わしも料理は得意じゃよ。一番の得意料理は目玉焼きじゃ」



「えっ目玉焼きなんてつくるんですか!サンタさん! すごい」
サンタさんが作ったらなんでもすごいとおもう直帆さんに・・・

「・・・め、目玉焼きですか…」
微妙な得意料理に半笑いになる薫さん。

「さーておなかいっぱいになったわーい!ふぉーっふぉっふぉっ…」

朋聡さんがさっきやって来て座ったばかりなんですが…
(えっ。俺いまからトークしようと思って座ったのに…)



「ねーねーサンタさん! 食べ終わったなら俺のことかまってよ〜」

早速近寄ってくるヒロであった。

「サンタさんさぁ〜!泥棒と間違えられて逮捕されちゃったりとかしたことない?」
「ふぉっふぉっ…。あるある」



「銃を向けられてな。『どひゃー! タースケーテクーダサーイ』って
カタコトのドラえもんみたいにな声で助けを求めた事があったわい」

「やっぱ〜!? それくらいの経験あるよねー! サンタさんなら!」

「ふぉっふぉっ…」
「ね、サンタさん、おどろーよ〜」
と、おもむろにダンスにさそうヒロ



「わぁ、ヒロ、サンタさんとダンスだなんて、良かったね〜」
「へへ、いいっしょ〜♪」
「ふぉっふぉっ…」

・・・・という感じで、ヒロが延々とサンタさんとしゃべってるうちに
パーティーはお開きとなり、他の方々もそろそろサンタ帰れよ・・・というくらい
飽きてきちゃいましたとさ。

おしまい。(←えっ・・・これで・・・?!)


――【おまけ】―――――――――――――――――――――

まだまだサンタとヒロがダンスしている頃、さっさと飽きちゃった
朋聡さんはシャワーに、薫さんはMP3プレイヤーで音楽を聞いていました。

ですがなんか・・・・・・



おしまい

ちなみにプレゼントはコンポでした。・・・持ってるよ・・・