2.食事
お久しぶりです、覚えていますか。2世帯(というかもう同居)の面々です。
新しい家に引っ越してきた4人は、新しい関係をスタートさせました。
「とりあえず、これから一緒に暮らすわけだから、
全員で食事しながら話でもしようか」
この4人の中で一番のまとめ役、薫ぼっちゃんからの提案。
「いまから食べに出るのも大変だし、俺つくるよ!」
料理大好きな直帆さんが早速、広くなったキッチンで何かを作ってくれることに。
「んー、超いいにおい〜おなかすいた〜〜〜」
直帆さんは以前ほどのスキルはないものの、それなりにつくってもらえそうです。
(よし、これでオッケー)
「あ、俺のたくさん盛ってくださいね。超おなかすいてるから」
初対面でも遠慮のない朋聡さんであった。
(それにしても……イイなぁ♪ うん、よすぎる…)
朋聡さんが見つめるその先には・・・・
やっぱりこの人。薫さんですね。もう完全にロックオン状態です。
「あ、早瀬君…」
「ヒロでいいって」
「…ヒロ、もうすぐ直帆が作ってくれた食事がくるんだが…」
「えーっ!?ごめん、ホットケーキ食べちゃってるよ! 」
「え、ヒロくん、食べちゃったの?!」
「ごめんね! そんなの知らなくて食べちゃった。折角つくってくれたのに 」
「ん〜、俺もゆっくり作っちゃったし。残念だけどしかたないね」
「あ、おいといてよ、超おいしそうだし後で食べるよ!!」
「うん^^ じゃあ置いておくね」
そして、朋聡さん。やっぱりロックオン状態です。
中途半端なところですが…つづく