輝羅の策略―3


みんなに祝福され、成長しようとしている夏輝



(大切に育んできた夢が、羽ばたく時が来たわ)
母として、しっかりと息子を育ててきた輝羅。感慨も一入。


ろうそくを吹き消すのにも力が入る。


赤子は天空を舞い

天使と悪魔は固唾を呑んだ。


花吹雪舞い散って、

悪魔は思わず背を向けた。


桜は散るからこそ美しく、
夢は儚いからこそ麗しい。


そう、夢とは儚くて切ないもの。
叶わないから、願うもの……だから目を背けずに……


目を、背けずに…………


輝羅の策略、失敗……







その後、夏輝は


こんな風に成長しました。

化粧でごまかしごまかし、なんとか見れるようにはなりましたが、
やはりシムの遺伝は恐ろしいことを、再確認させられました。


おしまい。