16.再会

薫…胸の中に飛び込む。　　朋聡…受け止める。

画像多めでお楽しみ下さい。（重かったらすみません）

「･････橘。お前どこにいってたんだ」
「治療ですよ、治療」
「治療ってお前････何も黙って･･･出て行くこと無いだろ･･･」
「薫さん、俺の事邪魔だと思ってるかと思って。別に言ってく事ないかなって…
　･･･心配、かけちゃいましたか？もしかして」
「うるさい。そりゃ･･･いた奴が居なくなったら普通心配するだろう」

朋聡さん･･･確信犯のくせに････

「薫さん…」

ぎゅ〜〜〜すりすり

「はっ。お、おまえ、こ…これは勢いだ。お、下ろせ」
「え〜折角大地を踏みしめて、薫さんを受け止められるようになったのに〜」
「大地って･･･。そうだおまえ、どうやって治したんだ？」

「ん〜？？　ああ、それは…『薫さん愛してる〜!!!!!!』って
　海に叫んだら治ったんです」

「おま･･･。フ…ハハ…ハハハ…ほんっとお前…」

「…バカな奴だな」

「エヘヘへ」

その後ろでは…　ピリリリリリ…

「はい、柏木です…あ、こんばんはー。ええ、はい…ダウンタウンに？
いや、いまちょっと取り込んでて…」

「直帆、今いいとこだよ？早く電話切っちゃいなよ」

「お前、ここにいてもいいぞ」
「ホントですか？」
「ああ、その代わり掃除を全部お前がするならだ。―できるか？」

「しますします！ 出来ます!」
「よし。じゃぁ、決まりだな･･････朋聡」

おっ。さりげなく名前呼びですよ!!!

「薫さん!!!」

お、ここではじめて朋聡さんにもハートが。ていうかまだだったんだね…

そんなところでつづく